LOVERSION TOKYO作編曲コンクール 2012
LOVERSION TOKYO作編曲コンクール 2012
「Loversion Tokyo 作編曲コンクール2012」の募集は終了しました。
♪全国の 作曲家、編曲家を大募集します♪
LOVERSION TOKYO作編曲コンクール2012
本オーディションの合格者は、和田七奈江音楽事務所のLOVERSIONアーティスト・メンバーとして認められ、演奏会、イベント、パーティーへの出演参加依頼をご案内されるほか、特に優秀なアーティストの演奏・音楽は、カラオケ事業で日本一のサービスを提供する第一興商のラジオ放送番組やその他放送局等へ推薦いたします。本オーディションでは、各応募者様のニーズにあった結果を導けるよう、応募者のセンスや独自の音楽観を尊重し、個々の音楽または1人1人に対して前向き且つ客観的な姿勢で向かい合い、型にはまらない多角的な視点でトータル評価します。
現在、活躍中の作曲家、編曲家の方、新しい活動に対して前向きに挑戦できる方など、資格を問わず全国から幅広く募集致します。応募者様にとって、このオーディションへの挑戦が一つの貴重な体験として人生の大いなる糧となることを自信を持ってお約束いたします。皆様には、是非この機会をお見逃しないよう、ご応募されることをお薦めすると共に、一つでも多くの魅力や才能に出会えることを、審査員一同、心より楽しみにお待ちしております。
■■本オーディションに向けて・・・和田七奈江からのメッセージ■■
個人の自由で閃き、表現する。
はじめまして。私は4歳でピアノを始めて18歳でアメリカへ渡り、シカゴの音楽大学でクラシックピアノを学びつつ、コンポーザーピアニストとして自作自演の世界を築いて参りました、和田七奈江と申し上げます。最近は、1人でも多くのピアニストに私の作品の新たな魅力を引き出していただきたい、そして1人でも多くの才能豊かなピアニストに出会いたい…、という思いから、ピアノ・オーディションを発足して新たな音楽世界を開拓しているわけですが、ピアノ・オーディションを通じて驚いたことは、私の作曲した課題曲を編曲して弾いてしまう方が居ることです。もとの構成を大きくガラリと「変曲」になるほど斬新に編曲して堂々と弾いてみせる方、または、何気なく一部分に手を加えてサラッと自己流の音楽に変えてしまう方、など。もちろん私は「これ以上に音は削れない、足せない」という段階まで音符の組み立てを綿密に考え、完璧な状態で自分の音楽を出版しているつもりではありますが、目の前で自分の曲を別の姿に変えて見せられた時は、戸惑いよりも、その新しい世界に感心させられるばかりで、今までの固定観念が一気に飛び去るような思いを体験させられました。それ以来、他人の編曲に対してもっと前向きに向かい合ってみたい、もっと、たくさんの素晴らしい編曲のアイデアに出会ってみたいという気持ちにかられ、この度から正式に編曲を募ることに至りました。また、ピアノで曲を作って演奏していますと、自然に「このパートはヴァイオリン、ここはチェロで、、」などと、他楽器によるアンサンブル編成が頭に浮かびます。おそらくこの世の中には、私の曲をより一層魅力的に他楽器を使って装飾してくれる人が居るはずだという期待が膨らみ、思い切ってピアノ1つだけの編曲にとどめず、他楽器を使用しての編曲も募集する流れとなりました。編曲のスタイルは幅広いと思われますが、芸術の原点は「個人の自由で閃き、表現する」というものです。ですから、是非このコンクールでは、ご自分の自由なセンスに耳を傾け、妥協せずに、一番自分がいいと思うやり方でトライください。音楽の極みは、真心の気持ちが受け手に伝わり、その空間で1つの感動・共感を呼び起こすことであると私は信じています。更には、「個人の自由で閃き、表現する」という点から言うと、作曲という作業も忘れてはならない分野です。自分の想いや様々なドラマを音楽で創作できることは、作曲家にとって至上の幸せに違いありません。そんな大きな幸せが、人々に惜しみなく与えられ、人々の心を癒し励まし、そして1つでも多くの人生が温かいものとなるように祈り務めるのが、作曲家の本望かと思います。
「LOVERSION」は、LOVE +Versionを表しています。様々な愛の形が私たちの人生を包み、そして、その人生は音楽のような優しさと感動に満ちているという思いが込められています。この素晴らしい音楽ライフを心から愛しみ、本オーディションの合格を今後のための大いなるプレゼンテーションの場と代えて更なる高みを目指しましょう。形や技術を超えた、才能と愛情溢れるあなたの魅力に出会えることを、審査員一同、切に願っております。
和田七奈江